「新出楚簡国際学術研討会」参加記 No1 目次
- 参加記 No.1 目次ページ
- 参加記 No.2 学会の概要
- 参加記 No.3 各会員による報告
概要と目次 (「新出楚簡国際学術研討会」 参加記)
「新出楚簡国際学術研討会」参加記
『戦国楚簡研究2006』(『中国研究集刊』別冊特集号〈総四十一号〉) 平成十八年十二月 二〇〇―二三八頁
二〇〇六年六月二十六日(月)~二十八日(水)の三日間、中国湖北省の武漢大学において、「新出楚簡国際学術研討会」(英文名はAn International Conference on Newly Excavated Chu Bamboo Strips)が開催された。
主催は、哈佛大学燕京学社(Harvard-Yenching Insti-tute)、武漢大学中国伝統文化研究中心、武漢大学簡帛研究中心、武漢大学哲学学院、武漢大学歴史学院、武漢大学孔子与儒学研究中心、武漢大学中西比較哲学研究中心の七つの組織。国内外の研究者約百名が三日間にわたって研究発表を行うという、極めて大規模な国際学会であった。
戦国楚簡研究会では、浅野裕一(東北大学)、湯浅邦弘(大阪大学)、福田哲之(島根大学)、竹田健二(島根大学)の四名の会員が招請を受けて出席し、研究発表を行った。また、通訳として、東北大学大学院生の崔美英、崔英が同行し、学会期間中を通じて、研究会メンバーを支援した。
本稿では、この成果を中心として、本学会の概要について報告を行うこととしたい。全体は、二部で構成する。まず第一部では、湯浅邦弘が、学会のプログラムを掲げながら研究発表の概要について説明し、あわせて国際学会の運営という観点から所感を述べる。続いて、第二部では、湯浅、福田哲之、竹田健二、浅野裕一の順で、各自の発表とそれに対する出席者からの反応、および関係する研究発表の紹介、本学会から得られた情報・所感などを記すこととする。